元SMAPの木村拓哉さんと歌手の工藤静香さんの次女でモデルのKoki,さんが出演していたCMが炎上し、打ち切りになる事態が起こっています。
打ち切りになったCMは、イタリアの高級ブランド「ヴァレンティノ」のウェブCMです。
問題となったシーンは、Koki,が着物の帯をヒールで踏む演出の部分です。
日本の伝統文化である着物を足で踏みつけて歩くことは、日本を冒涜することに当たるとして、批判が殺到しSNSが大炎上してしまします。
それを受けて、「ヴァレンティノ」側はこのCMを打ち切りにし、すでに削除される事態にまでなっています。
すでにCMは削除されていますが【フル動画】を入手しましたので、問題となっているシーンを見ていきましょう。
題して「kokiのCMが打ち切り【炎上動画】帯踏みつける『草迷宮』画像比較!」についてまとめます。
kokiの炎上CMが打ち切りに!【フル動画】で紹介
Koki,の大炎上し打ち切りとなったCMはこちらになります。
【フル動画】で紹介します。
このCMを見て、皆様はどんな風に感じましたか?
【問題になった点】
●着物の帯をハイヒールで踏みつけながら歩いている
●着物の帯の上に座っている
このCMを見ての感想をまとめてみました。
これは邪推だろうけど、着物の帯を洋装の日本人(しかも海外かぶれのkoki)に踏ませるのって、風刺画かな?って思っちゃうわ。わざとやってんのか?とにもかくにも悪趣味。
— やまだ (@boardgamemrf) March 31, 2021
これって、この案出したの誰って私も思ったんですよね。
畳にハイヒール👠とかのも。
日本の使い方こうじゃないから変だよってKokiのスタッフや本人も言わなかったのかなとも思いました。
ただこのPVが帯とか別にしてあんまり良くないです。— rino (@lino023) March 31, 2021
ヴァレンティノの広告に日本人の心がざわつく理由。
帯が地面に乱れ放り出されている様は女性が不本意に着物を脱がされた=婦女暴行の痕跡を連想させるからではないか。
この広告はすべての女性に対する侮辱であり攻撃だと感じる。#ヴァレンティノに抗議します#koki#Valentino#MeToo— 旅人 tavido (@kernelsof) March 31, 2021
帯(に似た布)の件、バレンティノのイメージ悪くしただけでなく私的にはkokiのイメージも悪くなったんだがバレンティノさんそこら辺も罪深いことしてるぞ。
— chimata@3/28インテ4号館け40a (@chimata11) March 31, 2021
この大炎上したCMに対して、「ヴァレンティノ」側は次のように謝罪しています。
— Valentino (@MaisonValentino) March 30, 2021
バレンティノの謝罪文を確認すると、Koki,さんが歩いていたのは、着物の帯ではなかったんですね。
それでも、着物の帯を連想させてしまうため、日本の伝統文化を足で踏んで歩いているというイメージに変わりはないですよね。
では、なぜあのような着物の帯の上を踏んで歩くようなシーンが誕生したのでしょうか?
帯を踏みつけるシーンは『草迷宮』をイメージ!
Koki,さんを起用したプロモーションでは、Koki,さんらしさを最大限に活かし、世界に通用するような表現を出したかったようです。
日本の「和」を取り入れて、それを大胆に表現する、そんな感じでしょうか。
そんなイメージを連想させたのが、劇作家の寺山修司氏の『草迷宮』という映画だったようです。
とても奇妙な映画ですが、そこに出てくる”着物の帯の上を歩く”シーンが、今回のKoki,さんのシーンと重なる部分があるんです。
そのシーンがこちらになります。
>ビジュアルのインスピレーション源は、寺山修司監督の映画「草迷宮」
やっぱり、VALENTINOの広告はクソダサいよ💧 元の『草迷宮』の帯ってこういう使われ方なんだけど。
これからインスピレーションされた映像が、どうして あんなダサいものになるのか?映像監督が悪い。むしろKōki,はお気の毒。 https://t.co/qMMFlvDsrm pic.twitter.com/8DONYPoTRs
— 裕美 HIROMI (@HIROMIcocteau) March 30, 2021
引用:Twitterより
引用:Twitterより
【ヴァレンティノ】木村拓哉の娘のKokiが帯を岩に乗せてその上に座ったり、地面に敷いた帯の上をヒールで歩いたりする広告が炎上「日本の文化や伝統を馬鹿にしているとしか思えない」#Valentino https://t.co/TNLwKo7Uk7 寺山修司監督の映画との比較画像 #草迷宮 pic.twitter.com/6uUofhF8HB
— 児島 健太 (@kojikoji_m) March 30, 2021
引用:Twitterより

引用:Twitterより
『草迷宮』の映画がどういう意図でこのような場面になっているかはわかりませんが、このシーンを連想して、Koki,さんのCM撮影が行われたことは確実と言えます。
『草迷宮』は、泉鏡花の中編小説で1908年(明治41年)1月、春陽堂から刊行されたそうです。
そんなに昔の話なんですね。
その小説が1978年に寺山修司監督によって映画化されたそうです。
帯の上を歩くシーンが原作からあったのか、映画の脚本の時に出来たシーンなのかは不明ですが、今回のCM作製者はこんな昔の映画まで参考にしていたんですね。
関心すべきことがわかりませんが、もう少し違う形で日本の「和」を取り入れてほしかったですね。
『草迷宮』の映画を知っている方の意見です。
今し方ヴァレンティノの広告を見た。寺山修司の世界観にkokiちゃん、良いね。帯をヒールで踏んでいる件、オマージュで草迷宮と言われている?とすれば、あれは劇中では産道の表現だろう。若い男が全裸裸足で駆けて行くから意味があった。広告の演出に意味は見出せない。でも寺山風なだけで、私は嬉しい
— STEW (@den_know) March 31, 2021
日本市場を視野に入れてKōkiさんを選んだのなら、なぜ文化的配慮が無かったのでしょう。国際マーケチームの失敗だと思います。現場に日本人で意見できる人はいなかったのでは。
寺山修司の「草迷宮」がコンセプトだそう。どうしても着物をモチーフにしたかったのでしょうね。— єттα ση тнє є∂gє (@lil_precarious) March 31, 2021
モデルKokiを使った、Valentinoの新しい広告が炎上
日本人の文化の象徴である帯や着物の上でハイヒールを履いてポーズしたり、座ったりしている事が日本文化に対する侮辱だと
日本の古い映画『草迷宮』を準えたとの事ですが、草迷宮の帯シーンはそれ自体に意味があり、Valentinoのそれは…
— ダヤンテール@富士山周辺遊び食べblog*´꒳`ฅ (@tikkunn_usagi) March 30, 2021
『草迷宮』の帯シーンには深い意味が隠されていたんですね。
そうなると、やはり今回のCMは問題かもしれませんね。

まとめ
「kokiのCM打ち切り【炎上動画】と帯踏みつける『草迷宮』の画像比較!」についてまとめました。
Koki,さんがCM打ち切りとなったのは、高級ブランドの「ヴァレンティノ」のCMでした。
そこで問題になったシーンは、着物の帯を踏みながら歩くシーンです。
日本の伝統文化の象徴でもある着物の上を踏んで歩くというのは、日本を冒涜していると強い批判が殺到し、SNSが大炎上しました。
この着物の帯の上を歩くシーンは、『草迷宮』を連想していることがわかったため、画像で比較していました。
今回のKoki,さんの「ヴァレンティノ」のCMのイメージは、映画『草迷宮』を連想して作成されたものに間違いないと考えます。
最後までお読み頂きありがとうございました。